第15回『文化人・芸能人の多才な美術展』プロジェクトについて(2013年5月13日更新)

開催によせて / Organizer's Message

「文化人・芸能人の多才な美術展」は、文化の世界で先導的役割を担っている文化人や芸能人の方々に、「拡げよう文化の輪・芸術は世界を救う!」をテーマに、様々なアート作品を制作してもらい、これらを一堂に会し、世代を越え、ひとりでも多くの人びとにアートの素晴らしさを伝えようとするものです。お陰様で、この展覧会も今年、15周年を迎えました。これまで多くの方々に支えられながら、さまざまな時事問題をテーマに掲げ、チャリティーイベントとしてこの展覧会を続けてまいりました。そして、この記念すべきテーマは「人間の尊厳」にいたしました。
現在、私たちを取り巻く社会は、世界的規模で広がる不況の波、民主化運動に伴う大規模な紛争、専制政治やテロがもたらす社会不安などが交錯し、これまでとは違い急速にその姿を変えつつあります。そして、徐々に広がる格差社会の中で「人権」や「人間の尊厳」に関するさまざまな問題も世界レベルで問われてきています。こうしたことを背景に、今回、私たちはこの展覧会を通して「人間の尊厳」について考えてみたいと思ったわけです。
「人間の尊厳」、この問題に真っ向から挑んだ人物がいました。南アフリカ共和国第8代大統領ネルソン・ホリシャシャ・マンデラ氏です。彼はアパルトヘイトの撤廃を目指し、強い心で人間の尊厳を訴え、非暴力でその獲得のために闘ってこられた偉大な革命家です。マンデラ氏こそ今回のテーマの象徴として最もふさわしい人物である。この展覧会には彼の存在が必要不可欠であるとの思いから、本展覧会への参加をお願いすることにしました。大変困難な状況の中、このお願いに対し、ネルソン・マンデラ財団が快く応じてくださり、今回、マンデラ氏自身が書いた彼の「理想」に関するメモやサイン、書物の展示が実現できました。彼のメッセージは、心の底から他者を尊重し、人間の尊厳を認め、国際社会の平和と発展に寄与すべきことを私たちに強く訴えています。
今回の展覧会には、この他、人気ダンス&ボーカルユニットEXILEのTAKAHIRO氏が今年のテーマである「人間の尊厳」をデジタルアートで表現してくれました。また、政界からは、内閣総理大臣安倍晋三氏をはじめ自民党幹事長石破茂氏や元内閣総理大臣福田康夫氏・麻生太郎氏・鳩山由紀夫氏、前自民党総裁谷垣禎一氏など21名が参加してくださいました。これに著名な文化人・芸能人が加わり、今年は作家100名、175点の過去最大級の作品が出品されます。
本展覧会には昨年、ブータン国王両陛下もご参加くださり、愛のこもったメッセージとともに彫刻絵画をご出品いただきました。これほど多才な参加者によるエンターテインメントアートは世界的にも類を見ないものだと思います。お蔭様で、これまでの14年間の累計動員数も257万人になりました。また、15周年を迎えたこの展覧会に歴史に残る偉大な方の参加が叶ったことにも、この展覧会の限り無き可能性を感じております。今後とも本展覧会が自由で平等な芸術創造の祭典であることを祈ってやみません。
最後に、本展覧会の開催に際し、ご出品者はもとより、マンデラ氏の本展覧会への参加・交渉にあたり、多大なるご協力を賜りましたネルソン・マンデラ財団理事長Sello Hatang氏、同財団メモリーセンター所長のVerne Harris氏、同財団マネージャーのHeather Henriques氏、南アフリカなど世界の紛争地を取材しているフォトグラファーの高橋邦典氏、山脇愛理氏、そして、さまざまなご協力を賜りました関係機関ならびに関係者の方々に対しまして、心より感謝申し上げます。そして、この展覧会が南アフリカ共和国と日本国とのよき文化交流の場となれば望外の幸せであります。

2013年5月吉日

特定非営利活動法人 日本国際文化遺産協会 理事長
「文化人・芸能人の多才な美術展」実行委員会
事務局長・アートプロデューサー
松岡久美子

"Exhibition of Diverse Arts by Celebrities" has been organized with various art works produced by leading figures in the cultural sphere and show business under the theme "Enlarging the cultural circle - Arts can save the world!" with the aim of showing as many people as possible from every generation how wonderful art is. We are pleased to announce that this year marks the 15th anniversary of the exhibition. With many people's kind assistance, we have been able to organize the show as a charity event that takes up various current issues. On this commemorative occasion, we decided to hold the exhibition under the theme "human dignity".

Our world, complicated with problems that include the world-wide recession, large-scale armed conflicts in relation with democratic movements and social anxiety resulting from autocracy and terrorism, is changing more quickly than we have ever experienced before. And various problems regarding human rights and human dignity are arising on a world-wide level in societies with growing class disparities. This is the reason we wanted to consider "human dignity" through our exhibition.

There is one person who tackled the problem of human dignity squarely. Nelson Rolihlahla Mandela, the 8th President of South Africa, is a great revolutionary who made efforts to abolish apartheid, and advocated human dignity with a strong mind and non-violence policy. We felt that Mr. Mandela best symbolizes our theme, and therefore his participation in the exhibition is indispensable. Upon our request, despite a very difficult situation, the Nelson Mandela Foundation has kindly agreed to participate. We are happy to be able to include a note on Mr. Mandela's "ideal" in his own writing, his autograph and books. His message strongly states that we must respect others from the bottom of our heart, recognize human dignity and contribute to the peace and development of international society.

Other works shown in this year's exhibition include a digital artwork representing human dignity, the exhibition's theme for this year, by TAKAHIRO, a member of the popular dance & vocal unit EXILE. From the political sphere, 21 persons including Prime Minister Shinzo Abe, LDP Secretary-General Shigeru Ishiba, ex-Prime Ministers Yasuo Fukuda, Taro Aso and Yukio Hatoyama, as well as ex-LDP Secretary-General Sadakazu Tanigaki contributed works. Adding to them notable figures from cultural and show business fields brings the total number of participants to 100 and submitted works to 175, making this year's exhibition one of the largest in its history.

Last year, the exhibition was honored with the special contribution of a message filled with love and a sculpturepainting from Their Majesties the King and Queen of Bhutan. We are confident that there is no other entertainment art show with works by such a diverse range of participants in the world. The exhibition has attracted a total number of 2,570,000 visitors during the past 14 years. The participation of Nelson Mandela, a person of enduring historical importance, makes us feel that this 15-year-old exhibition has limitless possibilities for the future. It is our ardent hope that the exhibition will continue to be a forum for free and equal artistic creation.

Lastly, I with to express my deepest gratitude to the artists who produced such excellent works for the exhibition. My sincere and special thanks go to Mr. Sello Hatang, Chief Executive of the Nelson Mandela Foundation; Mr. Verne Harris, Head of Memory Programming, Nelson Mandela's Centre of Memory at the Nelson Mandela Foundation; Ms. Heather Henriques, Manager, Governance and Intellectual Property, Nelson Mandela Foundation; Mr. Kuninori Takahashi, who has been working in regions of armed conf lict in the world, including South Africa; Ms. Airi Yamawaki, for her great cooperation in the negotiation for Mr. Mandela's participation in our exhibition; as well as the many other persons concerned who provided their invaluable assistance.

It is also my sincere hope that this exhibition will serve to promote exchange between South Africa and Japan.

May, 2013

Kumiko Matsuoka
Art Producer
Chairperson, Japan Association of International Cultural Heritage
Secretary General, Executive Committee for "Exhibition of Diverse Arts by Celebrities"


特定非営利活動法人 日本国際文化遺産協会(理事長・松岡久美子)と「文化人・芸能人の多才な美術展」実行委員会(企画:ラリス株式会社)は、国賓、芸能人、スポーツ選手、弁護士、写真家、画家、国会議員、漫画家などの美術作品を紹介する第15回『文化人・芸能人の多才な美術展』を開催します。

「文化人・芸能人の多才な美術展」は、全国の美術館、博物館、国公立文化施設、商業施設、百貨店などを会場とし、「拡げよう文化の輪・芸術は世界を救う!」をスローガンとして、文化の世界で先導的役割を担っている文化人や芸能人などの方々に様々なアート作品を制作してもらい、これら作品を一堂に公開することで、世代を越え、ひとりでも多くの人々にアートの素晴らしさを伝えようとするものです。

平成11年から福祉活動支援チャリティーとして開催してきた本美術展は、平成18年から文化財保護活動支援のためのチャリティーとして実施。一昨年は東日本地域が未曽有の災害に見舞われたこともあり、昨年から「東日本大震災救済応援特別チャリティー企画」をテーマに開催。
今年15年目を迎える本美術展では、未だこの震災に伴う多くの苦しみと闘う人々と地域の復興支援を願うと共に、震災で傷つき、壊れた貴重な文化財の修復を行う文化庁の「文化財レスキュープロジェクト」を支援する「東日本大震災復興支援文化財レスキュー救済活動チャリティー企画」のテーマを掲げると同時に、私たちを取り巻く様々な社会環境にも目を向け、中でも格差社会に代表される人権や人間の尊厳にもスポットを当てていきます。
出品作家は、南アフリカ共和国第8代大統領のネルソン・ホシシャシャ・マンデラ氏をはじめ、内閣総理大臣である安倍晋三氏、現職警視総監の西村泰彦氏、現在の音楽業界をリードするTAKAHIRO氏(EXILE)、平成の注目子役である鈴木福くんのほか、AKB48の前田敦子さん似のモノマネで注目を集めるキンタロー。氏。、コロッケ氏など、総勢にして100名もの作家が参加するとともに、本美術展では過去最大の175点の作品が出品されています。
特に今回は、当美術展のテーマにも関わりの深い「人間の尊厳」について、ネルソン・マンデラ財団の協力により、ネルソン・ホシシャシャ・マンデラ氏自身が書いた本邦初公開となる直筆のサイン(オリジナル)をはじめ、「理想」に関するメモやサイン、書物などを発表することになりました。このネルソン・ホシシャシャ・マンデラ氏の出品物にあるメッセージは、心の底から他者を尊重し、人間の尊厳を認め、国際社会の平和と発展に寄与すべきことを私たちに強く訴えかけています。
また、EXILEのTAKAHIRO氏の作品は、「尊厳」「憧」「望」をテーマとし、書と自身が撮影した写真を融合させたデジタルアートで、今回の美術展のために製作された本邦初公開の作品で必見です。
更には、初めて絵画にチャレンジしたキンタロー。氏が平和をテーマに描いた油彩「世界はひとつ」や、コロッケ氏の和紙に力強く表現した大作の書「不動明王」、鈴木福くんが桜の木を子供らしい豊かな色彩で表現したちぎり絵「春に笑うと、桜も笑う」が出品されるなど、数多くの著名人の方々によって手がけられた多才な作品を一挙に公開します。
そして、政界からも、内閣総理大臣の安倍晋三氏をはじめ、自民党幹事長の石破茂氏や元内閣総理大臣福田康夫氏、麻生太郎氏、鳩山友紀夫氏、前自民党総裁谷垣禎一氏など、21名の方々が参加し、書や絵画などの作品が出品されます。

なお、本美術展の会場は、霞が関ビルディングプラザホール、パレスホテル東京のほか、東北・秋田の秋田アトリオン(美術展示ホール)、福岡の福岡アジア美術館などで開催することが決定されており、順次、全国の美術館、博物館、国公立文化施設、商業施設、百貨店などを巡回していく考えです。


感謝状

平成25年3月25日文化庁長官より感謝状をいただきました。この感謝状は、ご出展作家の皆様、開催会場の皆様、ご後援、特別協力、展覧会をご鑑賞いただいた熱いファンのご支援と応援のおかげです。その皆様ひとりひとりの為の感謝状です。心より深くお礼を 申し上げます。


特定非営利活動法人 日本国際文化遺産協会 理事長
「文化人・芸能人の多才な美術展」実行委員会
事務局長・アートプロデューサー
松岡 久美子