第13回『文化人・芸能人の多才な美術展』プロジェクトについて

特定非営利活動法人 日本国際文化遺産協会と「文化人・芸能人の多才な美術展」実行委員会(企画:ラリス株式会社)は、5月30日(月)から6月3日(金)までの計5日間、全国の巡回に先立ち、憲政記念館(東京都千代田区永田町)を第1会場として、芸能人、スポーツ選手、写真家、書家、国会議員、漫画家などの美術作品を紹介する『文化人・芸能人の多才な美術展』を開催します。

白いキャンパスに各々の個性や感性を活かして自由に表現する。芸術とは特別の人たちのものではなく、それが絵であろうとオブジェであろうと、世俗を忘れさせ、疲れた心を癒し、豊かにしてくれます。
これが私共の意図した芸術文化の創造といったことで、創作する意欲の輪を広く一般の方々にも拡げていきたいとの願いから、芸能人や文化人の方々に協力を呼びかけ、平成11年から「芸能人の多才な美術展(旧タイトル)」として美術展を行っています。
今年は、内閣府が認定する特定非営利活動法人日本国際文化遺産協会(2011年3月設立※詳細は別紙ご参照)と「文化人・芸能人の多才な美術展」実行委員会の共同主催となり、東日本大震災で被害を受けた方々の一刻も早い復興を願って「東日本大震災救済応援特別チャリティー企画」を趣旨とし、文化・芸術活動を通じた被災地への救済支援を方針として掲げました。
そして、今回が13回目を迎える『文化人・芸能人の多才な美術展』は、「拡げよう文化の輪・芸術は世界を救う!」をテーマとして、歴代の総理(前内閣総理大臣鳩山由紀夫首相、麻生元内閣総理大臣、福田元内閣総理大臣)をはじめ、初出品作家として警視総監の池田克彦氏、戦場カメラマンの宮嶋茂樹氏、高橋邦典氏渡部陽一氏、スポーツ界からはボクシングの元WBA世界スーパーフライ級王者の鬼塚勝也氏、新日本プロレスを代表する中邑真輔氏、プロ野球界で輝かしい功績を残した長嶋茂雄氏、洋画家の絹谷幸二氏、書家の紫舟氏、政治家の後藤田正純氏、落語家の三遊亭圓歌氏、ものまね芸人の亀ひろし氏の計12名が新たに加わり、総勢にして83名もの作家が参加するとともに、155点もの新しい作品を一堂に展示。13年間の集大成ともいえる数多くの作家の協力のもと、既成概念に捉われることなく自由な発想で制作されたオリジナリティあふれる作品の数々を紹介し、より身近に芸術を楽しむためのエンターテインメント要素を意識した美術展として開催していきます。

特に今回は、戦場カメラマンとして注目を集めている宮嶋茂樹氏、高橋邦典氏、渡部陽一氏の3名の参加が実現し、数々の海外受賞作品のほか、今回の東北地方の大震災で撮影された被災地の実写を撮りおろし、それぞれのカメラマンの感性で捉えた作品が初公開されます。
また、スポーツ界から、鬼塚勝也氏がプロボクシングの熱く孤独な戦いと、その輝かしい人生を描いた絵画(80号のキャンバスに表現した渾身の大作)を発表するほか、中邑真輔氏が母校の小学校の生徒ら総勢にして80名と一緒に制作した巨大アート「みんなのパンチ(幅約6メートル、高さ約2メートル)」、長嶋茂雄氏と日本を代表する洋画家の絹谷幸二氏が共同で制作した絵画「富嶽朝陽」などは必見です。
更には、同美術展の趣旨にご賛同いただき、現職の警視総監として知られる池田克彦氏が「神出鬼没」といった書画の掛け軸を出品していただきました。
このほかにも、政界から、書を中心として、鳩山由紀夫前内閣総理大臣の「雨天有友(雨の降っている時も自分には絶えず大切にしてくれる友が有る)」、麻生太郎・元内閣総理大臣の「日本の底力(今回の震災復興に向けて力強い挑戦の気持ち)」、福田康夫・元内閣総理大臣の「無信不立(孔子に政治とは何かを問うた時、孔子は食と兵と信の三つだと答えたとされる、今の政治の在り方を表した言葉)」、谷垣禎一・自由民主党総裁の「誠者天之道也−「中庸」(孟子)/(誠は天の道なり これを誠にするは人の道なりの意)」、後藤田正純・衆議院議員の『説苑(ぜいえん) /(後藤田・衆議院議員の座右銘である「逆命利君」といった漢の劉向が編纂した説苑の一節を書にしたもの)』などの力作が多数発表されます。

なお、『文化人・芸能人の多才な美術展』は、憲政記念館での開催を皮切りに、各地の美術館、博物館、国公立文化施設、百貨店などを会場として国内外を巡回していく計画ですが、第1会場の憲政記念館で初日の5月30日(月)に鬼塚勝也氏、福本ヒデ氏、亀ひろし(ぴんから史郎)氏、川ア麻世氏、ラトナ・サリ・デヴィ・スカルノ氏をゲストに迎えるほか、開催期間中に多数の出品者が来場する予定です。