『文化人・芸能人の多才な美術展 2018』に関する概要(2018年7月23日更新)

特定非営利活動法人 日本国際文化遺産協会(理事長・松岡久美子)と「文化人・芸能人の多才な美術展」実行委員会(企画:ラリス株式会社)は、7月13日(金)から7月18日(水)までの間、O美術館(所在:東京都品川区大崎1-6-2大崎ニューシティ・2号館2F)を会場として、俳優、ファッションモデル、ミュージシャン、スポーツ選手、写真家、漫画家、国会議員など、総勢103名(約145点)もの美術作品を一堂に紹介する、20周年特別記念展『文化人・芸能人の多才な美術展 2018』を開催します。

この全国を巡回する『文化人・芸能人の多才な美術展 2018』は、今回が20回目を迎える節目の年にあたり、日本の文化ならびに経済の発展を願うとともに、2020 年に東京オリンピック・パラリンピックが開催されることを見据え、日本がさらに国際的にも評価される国であってほしいという願いから、今年は「世界に挑戦する日本」をテーマに開催することになりました。
当美術展は、幅広い層の方々に多才な作品を鑑賞してもらい、鑑賞者も創作意欲を掻き立て芸術活動に挑戦してもらいたいと考え、一人ひとりの誰もが文化の担い手であることを認識していただく場となることを1つの目標としています。

平成11年から福祉活動支援チャリティーとして開催してきた本美術展は、平成18年から文化財保護活動支援のためのチャリティー企画として実施。平成23年には、東日本地域が未曽有の災害に見舞われた後、風化させることなく「東日本大震災救済応援特別チャリティー企画」として開催しています。
その後、平成28年4月には、熊本地震などの被害を踏まえ、未だ震災に伴う多くの苦しみと闘う人々と地域の復興支援を願うと共に、震災で傷つき、壊れた貴重な文化財の修復を行う活動「文化財レスキュープロジェクト(文化庁)」を支援しようと、「震災復興支援文化財救済活動チャリティー企画」として当美術展を実施。そして、20周年を迎える本年は、従来のチャリティー企画としてのコンセプトやテーマは継承しながら、日本が世界に誇れる若き才能にスポットを当て、芸術・文化の力を日本から世界に向けて発信していきます。

特に今回、本年の当美術展のテーマにふさわしい作家として、映画「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」に出演した俳優のゲイリー・オールドマンからオファーを受け、約200時間以上かけて特殊メイクを担当し、第90回米アカデミー賞でメイクアップ&ヘアスタイル賞を日本人として初めて受賞した現代美術家・メイクアップアーティストの辻一弘氏の出展を実現しており、日本で初公開となる巨大なオブジェ「Lincoln(高さ142.24cm×幅100.33cm×重さ77Kg)」と「Warhol(高さ186.69cm×幅76.2cm×重さ101Kg)」は必見です。
また、スポーツの分野から、2018年オリンピックのスピードスケート金メダリストの燒リ菜那さんが日本人女子初となる1大会2個の金メダルを獲得した際に使用していた「スケート靴」「ユニフォーム」を展示するほか、2018年オリンピックスノーボード銀メダリスト平野歩夢氏が銀メダルを獲得した際に使用した「スノーボード」や、2017年世界陸上日本人初銅メダリストの藤光謙司氏が「2017年世界陸上競技選手権大会の銅メダル」、2020年の東京オリンピックで最も注目され、数々の大会で優勝歴のあるサーフィンの五十嵐カノア氏が「サーフボート」を出品します。
そして、グローバルな視点で活躍する起業家・経済界の分野から、日本電産株式会社代表取締役会長永守重信氏の書「すぐやる・必ずやる・出来るまでやる」、M&Aキャピタルパートナーズ株式会社代表取締役社長中村悟氏が水彩「夢と情熱と夢」、株式会社ゼンショーホールディングス代表取締役会長兼社長小川賢太郎氏が写真「真善美 今」、株式会社不二家代表取締役会長山田憲典が書「愛(安全第一)」、松竹株式会社代表取締役社長迫本淳一氏が書「深み」、第一生命ホールディングス株式会社代表取締役会長渡邉光一郎氏が油彩「返照」を展示します。
更に、コスプレイヤーズアートの分野を新設し、CGアニメのような顔立ちで世界中から注目を集めている中国の小柔SeeU(シーユー)さんが描いたデジタルアートを出品するほか、コスプレイヤーとして絶大な人気を誇る中国のLiyuu(リーユウ)さんによるイラスト、日本の人気コスプレイヤーからは宮本彩希さんが自身のコスプレを作品にした写真や、ぽんずさんが描いたイラストを展示します。

初出展作家としては、作詩家女優の阿木燿子さんのアクセサリー、タレントのアキラ100%氏が写真、日本の音楽家で知られる40mP氏の版画「だんだん増えていく」、報道・動物写真家で有名な小原玲氏がアザラシの写真、衆議院議員の岸信夫氏が書、第33代農林水産大臣の武部勤氏が油彩を出品。
政界からも、内閣総理大臣の安倍晋三氏の水彩「かぶ」のほか、自由民主党 副総裁の高村正彦氏、元内閣総理大臣福田康夫氏、財務省正門の看板の文字を書かれた副総理・財務大臣の麻生太郎氏などの歴代の総理、前外務大臣の岸田文雄氏などの20名の方々が参加し、書や絵画などを出品します。

アートは、どのような環境であっても、誰もが平等に与えられる表現の世界であり、その作品が持つ創造力は、私たちの生活を豊かにしてくれるエネルギー源となります。本美術展を通して、出品作家の創造力などから生み出された作品の数々、それら作品に込められた強い想いやメッセージを伝え、ご来場いただく皆様にエンターテインメントの原点に戻り感動を与えられることを願っています。

なお、本美術展の会場は、O美術館を皮切りに、順次、全国の美術館、博物館、国公立文化施設、商業施設、百貨店などを巡回していく考えです。

内閣府・特定非営利活動法人「日本国際文化遺産協会」理事長 松岡久美子