第14回『文化人・芸能人の多才な美術展』プロジェクトについて(2012年5月1日更新)

(C) Kumiko Matsuoka

特定非営利活動法人 日本国際文化遺産協会(理事長・松岡久美子)と「文化人・芸能人の多才な美術展」実行委員会(企画:ラリス株式会社)は、5月20日(日)から27日(日)までの計8日間、全国の巡回に先立ち、東京・渋谷に新たなランドマークとしてオープンしたShibuya HIKARIEのヒカリエホール(東京都渋谷区渋谷)を第1会場として、国賓、芸能人、スポーツ選手、弁護士、写真家、画家、国会議員、漫画家などの美術作品を紹介する第14回『文化人・芸能人の多才な美術展』を開催します。

「文化人・芸能人の多才な美術展」は、文化の世界で先導的役割を担っている文化人や芸能人の方々に、「拡げよう文化の輪・芸術は世界を救う!」をテーマに、様々なアート作品を制作してもらい、これらを一堂に会し、世代を越え、ひとりでも多くの人々にアートの素晴らしさを伝えようとするものです。
平成11年から福祉活動支援チャリティーとして開催してきた本展は、平成18年から文化財保護活動支援のためのチャリティーとして展開。昨年は東日本地域が未曽有の災害に見舞われたこともあり、「東日本大震災救済応援特別チャリティー企画」として開催しています。14年目を迎える今年は、未だこの震災に伴う多くの苦しみと闘う人々と地域の復興支援を願うと共に、震災で傷つき、壊れた貴重な文化財の修復を行う、文化庁の「文化財レスキュープロジェクト」を支援するため、「東日本大震災復興支援文化財レスキュー救済活動チャリティー企画」として本展を開催することにしました。
特に今年は、特定非営利活動法人 日本国際文化遺産協会(Japan Association of International Cultural Heritage)の理事長である松岡久美子がブータン王国国王のジグミ・ケサル・ナムギャル・ワンチュク陛下を理事長とするNPO Kidu FOUNDATIONと、文化遺産の保存・継承などを目的に提携し、本展においても特別協力を受けます。

そして、本美術展の第1会場は、今年は昭和の渋谷文化を牽引した東急文化会館跡地にオープンした文化の殿堂Shibuya HIKARIEの柿落とし記念催事として、「昭和の懐かしい想い出」と「平成の創造と未来」をテーマとし、Shibuya HIKARIEから「文化人・芸能人の多才な美術展」の歴史に残る新年度がスタート。多くの作家が渋谷文化創造に相応しい、優しさ、温かさ、心の豊かさを表した作品を制作しており、この美術展の14年間の実績と、新しい創造の表現を観ることが出来ます。

今回の初出品作家は、日本をこよなく愛し、先の震災の被災地にも赴かれ、深き祈りを捧げてくださったブータン王国国王陛下をはじめ、現職警視総監の樋口建史氏、昭和の大スター 故・石原裕次郎氏、現在の音楽業界をリードするTAKAHIRO氏(EXILE)、平成の注目子役である鈴木福くん、注目裁判の弁護を行う弁護士の弘中惇一郎氏、日本画家の松井冬子氏、美術家 横尾忠則氏の御令嬢でアーティストの横尾美美氏他、23名が新たに加わり、総勢にして過去最大の100名もの作家が参加するとともに、169点の作品を一堂に展示します。

注目すべきは、提携を結んだ特別記念として、ブータン王国国王陛下が本展のために特別に出品した共作「愛と希望」。ブータン王国国王陛下の作品が国内外で展示されるのは世界初のことです。
また、昭和を象徴する故・石原裕次郎氏が女優 北原三枝として活躍した愛妻に宛てた「最愛のマコへ」 を含む原画5点を一般向けに初公開するほか、TAKAHIRO(EXILE)氏が得意の書や水彩で描いた作品「Your Smile」と「飛躍」を披露、そしてサーフボード(高さ約190センチメートル、幅約50センチメートル) に文字やイラストで所属ダンス&ヴォーカルユニットEXILEを力強く表現した大作「オリジナルサーフボード“EXILE”」や、レザーの表面にカービング技術で絵を描き、デニムジャケットの背中にスタッズであしらった「レザーカービング“フラガール”」は必見です。更には、7才になる子役の鈴木福くんが、憧れのお城を子供らしい豊かな色彩で表現したパステル画「ふしぎなおしろと空のたび」が出品されるなど、心温まる作品も紹介していきます。

なお、『文化人・芸能人の多才な美術展』は、Shibuya HIKARIE ヒカリエホールでの開催を皮切りに、愛知の豊橋市美術博物館、岡山の岡山市デジタルミュージアムなど、美術館、博物館、国公立文化施設、百貨店などを会場として全国を巡回していく計画です。第1会場のShibuya HIKARIE ヒカリエホールで初日の5月20日(日)にブータン王国のケザン・チョデン・ワンチュク王女殿下を迎えテープカットを行うほか、開催期間中に多数の出品者が来場する予定です。